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雪や氷の斜面で滑らないように、登山靴の底に取り付ける金属製のスパイク。クランポンともいう。
用途
- 歩行補助
- 雪面や氷面で滑るのを防ぎ、安定して歩ける
- 急斜面やトラバース時のバランス保持に役立つ
- 滑落防止
- 足をしっかり固定することで、ピッケルと組み合わせて滑落停止が可能
- 登攀補助
- 氷や硬い雪の斜面で蹴り込むことで、足場を作りながら登る
種類
- 爪数による分類
- 10本前後(軽アイゼン):軽登山用、歩きやすく日帰り雪山向き
- 12〜14本(中間アイゼン):一般的な雪山登山用
- 14本以上(フルアイゼン):急斜面や氷壁登攀用
- ハイキングなどではチェーンスパイクが多用されている
- 形状による分類
- セミワンタッチ型:靴にバックルで固定
- フルワンタッチ型:アイゼン全体を靴の底にしっかり固定、氷登攀向き
- ストラップ型:軽登山向きで靴にひもで装着
使用上の注意
- 装着時
- 靴にしっかり固定し、前後・横のずれがないか確認
- 不安定だと滑落や怪我の原因になる
- 歩行のコツ
- 足を上げすぎず、フラットに着地
- 横歩きやトラバース時は爪の角度に注意
- メンテナンス
- 金属部分のサビや摩耗をチェック
- 使用後は雪や氷を落として乾燥
関連装備
- ピッケル:急斜面での滑落停止や支点確保に使用
- ハーネス・ロープ:安全確保の補助
- ゲーター(スパッツ):雪や小石の侵入防止