山を巻く(まく)ともいう
意味:
山の斜面を横方向に移動すること。尾根や頂上を通らず、急斜面や困難な箇所を避けるルート取りの手法。
使われる場面:
- 頂上を踏むのが体力的に厳しい場合
- 急峻な尾根や岩場を避けたい場合
- 雪やガレ場など危険がある斜面で安全に通過したい場合
注意点
体力や時間を考えて計画的に行動する
落石の危険
ガレ場やザレ斜面を横切る際は、石や岩が崩れやすい
下に他の登山者がいる場合は特に注意
歩く前に足元の石の安定性を確認する
雪崩の危険
雪の斜面を巻く場合、斜面の雪の状態によっては雪崩を誘発することがある
新雪や表層雪崩のリスクが高い場所では極力避ける
ルートの安全確認
崖や切れ落ちた斜面の横断は危険
斜面の傾斜、地形、積雪の状態、足場の安定性を事前に確認する
体力と時間の管理
山を巻くルートは距離が長くなることがある