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ピッケル(Ice Axe)

意味
雪山や氷雪の斜面を登る際に使う、先端に尖った金属のつめ(ピック)と下部に平らな突起(ブレード=アドゼ)がついた登山用具。


用途

  1. 歩行補助
    • 急斜面や雪の斜面で体を支える
    • 足場が滑るときに突き刺して安定させる
  2. 滑落停止(セルフビレイ)
    • 万一滑ったときにピッケルを雪に突き立てて止まる
    • アイゼンと組み合わせて安全確保に使う
  3. 雪の切り取り・整地
    • 足場やステップを作るために雪を掘る
    • アイスクライミングや急斜面での安全確保に必要

種類

  1. クラシックピッケル
    • 登山向きの標準タイプ
    • 歩行・支点確保・雪掘りに使いやすい
  2. アイスクライミング用ピッケル
    • ピックの角度が鋭く、垂直氷壁で刺さりやすい
    • 登山用より短めで軽量

使用上の注意

  • 握り方・突き方
    • ピックを前方に向けて雪に突き刺す
    • 滑落停止時は斜面の向きや角度を意識
  • 携行方法
    • ザックに装着する場合はピックを下向きに、安全ベルトで固定
    • 歩行中は周囲の人に当たらないよう注意
  • メンテナンス
    • 金属部分のサビや摩耗をチェック
    • 雪や氷が付いたまま持ち帰らず乾燥させる
投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。