ブッシュ漕ぎとも言う。

登山道がなく、草木や低木が生い茂った場所を身体でかき分けながら進むこと。

  • 踏み跡のない尾根や沢で、登山道を外れてしまったときによく起こる
  • 地図に登山道があっても、実際は荒れていて藪漕ぎになる場合もある

リスク

  • 体力を大きく消耗する
  • 視界が悪く、道迷いにつながりやすい
  • 棘のある植物や枝で衣服・皮膚が傷つく
  • マダニなどの害虫に噛まれる危険もある

対策

コンパスやGPSで位置を把握し、方向を誤らないようにする
長袖・手袋・スパッツで肌を守る
藪の中に無理に突っ込まず、ルートを見直すことも必要

※30年前の登山道は、道自体はしっかりしていても左右からクマザサが覆いかぶさってくる
進むたびに「ガサガサ」と音を立てながら藪をかき分ける
時には視界が遮られて方向を見失いそうになる
そんな「藪漕ぎ」が当たり前でした。
ところが今は、シカが好んでササを食べてしまい、下層がすっかり見通せる林床になってしまった場所が多いです。確かに歩きやすさは増しましたが、あの「藪をかき分けて進む冒険感」が失われているのは、登山者にとって少し寂しい気もありますね。

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。