たかがツキノワ熊

たかがツキノワ熊?でも侮れない登山リスク

私の行く関西の山々には ツキノワグマ が生息しています。
北海道の羆ほど獰猛ではありませんが、油断は禁物です。

1. 熊との遭遇体験

友人の知り合いが東北でトレイルラン中、 後ろから熊に抱き付かれ大怪我 をした話があります。

  • 熊に抱き付かれ、山道から転落
  • 崖を登って追いかけてくる熊
  • とっさに大声を出して熊は退散

幸い命に別条はなかったものの、顔には大きな傷。
この体験で、私も熊の危険性を現実として意識するようになりました。

2. ツキノワ熊の特徴

  • 臆病で、人の気配を感じると逃げることが多い
  • しかし、食べ物に釣られると攻撃的になる場合あり
  • 被害例では、引っかかれただけでも 骨まで達する大怪我 の可能性あり

知らないことは最大のリスク。熊の生息地では油断は禁物です。

3. 熊対策の基本装備

(1) 熊鈴

   

(2) 熊スプレー

  • 暴漢用スプレーとは異なり、熊専用のものもある
  • 里山歩き用は小型・噴射時間2秒程度(中型スプレーの参考AMAZON)
  • 熊が多い地域では中型・噴射時間7秒・距離5~7mのもの
    (おすすめスプレーはこれぐらいの大きさのものAMAZON)
  • 風上への噴射は注意
  • ショルダーストラップに取り付けて即時使用可能
  • 熊スプレーは意外に高価ですが、もし出会ってしまってから後悔しても遅いです。熊が怖い怖いとおっしゃる方に限ってスプレーを持っていない事が良くありますし、そんなの効果あるの?説をおっしゃる方も。効果に関してはいろんな場面で実証されていますので、登山をするならスプレーは持つべきだと思っています。使用期限は大体4年ですから1万円で買ったとしても年2500円程度の投資で済みます。これによって命が救われる確率が格段に高くなることを思えば安いものだと思います。
    どうせ買うなら小型の護身用の1mくらいしか飛ばないものは避けた方が良いと思います。熊研究の方は2本常備しているとも聞きます。

(3) 行動上の注意

  • 単独行でも油断しない
  • 熊の多い場所では音を出しながら歩く
  • 食べ物をむき出しで持ち歩かない
  • 遭遇時は落ち着いて、大声で威嚇し、後退する

4. まとめ

 登山では必ず鈴と熊スプレー(中型で噴射時間は7秒程度)を持っていきます。噴射距離は5~7m。比重が重いのでしょうか噴射したものが舞い上がることもないようです。但し、風上に向かって噴射する場合は要注意です。

 スプレーはショルダーストラップに取り付けて、即座に取り出せるようにしています。
登山者の標準装備としてもっておくことをお勧めです。これで安心!備えあれば患いなし

熊との遭遇 対策 熊の生態や実際の熊撃退スプレーの操作について書いています

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。

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