雪庇(せっぴ)とは? 雪庇とは、風が作り出す雪の張り出しのことです。尾根や稜線の風下側に雪が吹きだまり、繰り返し積もることで、雪が空中にせり出して大きな庇(ひさし)のような形になります。一見、雪の斜面が続いているように見えますが、実際には空中に張り出していて、そこを歩くと踏み抜いて滑落する危険があります。強風が吹き付ける稜線上の風下側に出来るため、踏み抜くと滑落と共に雪崩を誘発する場合もある。また雪庇の崩落は少しの音や振動でも起こる場合があるので注意が必要。歩く場合は尾根の風上側をピッケル等で確認しながら歩く。