スラブ

意味:傾斜が比較的緩く、滑らかで手がかりや足がかりが少ない一枚岩のこと。

  • 岩場でよく使われる言葉で、ほぼ水平に近い斜面から60度くらいまでの緩い岩壁を指す
  • 足場や手掛かりが少ないため、登るには 足の置き方や体重移動のバランス が重要

特徴

  • 岩の表面が滑らかで、凸凹や突起が少ない
  • 手で引っかける箇所が少なく、足のフリクション(摩擦)が頼り
  • 急傾斜のクラックやチムニーとは違い、「バランス感覚で登る岩場」

登山・クライミングでのポイント

  1. 体重を足に乗せる
    • 手は補助程度、足の摩擦で体を支える
  2. 重心を低く保つ
    • 前かがみや膝を曲げることでバランスを取りやすくする
  3. ゆっくり慎重に動く
    • 足場が少ないため、慌てると滑落の危険

関連用語

フェイス:比較的平らな岩壁を登るルート

クラック:岩の割れ目を登るルート

チムニー:両側の岩に挟まれた狭い縦穴を登るルート

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。